こんにちは。Ebiruです。
あなたは初対面の人と会話をすることは得意ですか?
・知らない人の前だと何を話したらいいかわからず、うまく言葉が出てこない
・会話がいまいち盛り上がらず、相手にも気まずい思いをさせてしまった
という人に向けて、私が普段やっている初対面の人との会話術を紹介していきたいと思います。
私は初対面の人と会話することが得意です。ただし元々の性格というわけではありません。子供の時は今で言う陰キャと呼ばれるような性格でした。知らない人が多い環境では上手く喋ることができず、家に帰ってお風呂で一人反省会をしていたほどでした。今では営業の仕事をしている傍ら、プライベートでは一人居酒屋巡りとゲーム配信を趣味にしています。陰キャだった私がどのようにして会話を楽しめるようになったかの方法論をまとめましたので知らない人と話をすることが苦手だ!という人はぜひ最後まで読んでみてください。
はじめましては誰でも緊張する
初めてお会いする人と会話をするのは誰でも緊張します。自分は人見知りであると思っている人ほど緊張を過敏に感じとってしまうだけで、本当はどんな人でも心の底では初対面の人に声をかけるのは苦手です。会話を思い切って始めることが出来る人は相手との会話をリードして話しやすい雰囲気を作ろうという気遣いを持っておりサービス精神が旺盛だからこそ話しかけてくれるのです。
会話を始めること自体が苦手だと思っている人でも上手に話はじめるための会話の順番を整理しました。各ポイントごとに分けて解説させていただきます。
思い込みを捨てろ!自己紹介は最初じゃなくていい⁉
まずは自己紹介から…と考えているそこのあなた!それがうまくいかない要素の可能性があります。
自分や相手の基礎情報を聞いてから話を展開しようと思うかもしれませんが、貴方は初対面の人の名前や年齢、仕事内容からうまく会話を膨らませる自信はありますか?例えば婚活パーティーではプロフィールに基本情報を記載し相手にも見える状態で会話をスタートするのですが、相手のことをよく知る前に情報を知ってしまうと案外うまく話題につなげられなかった…なんてことがあります。それは相手の情報を会話の前に知ってしまうことで品定めしている雰囲気を感じとらせてしまっているからだと考えます。会話がうまい人ほど相手のパーソナルな話を深堀するのではなく、人となりを感じれるような話題を膨らませます。
相手を品定めしているつもりはないのにどうしても会話が面接みたいになってしまう…
こういった悩みを持つ人はまず「自分は無邪気である」と思い込んでみましょう。誰だって素直な人や純朴な人を最初から毛嫌いしないと思います。相手に無邪気な印象を与えればもし会話の中で何かヘマをしても「この人はきっと悪気があっていったわけじゃないんだろうな」と思ってもらえます。
無邪気さアピールのためには、まずは相手の名前を聞き出すのではなく自分から名乗りましょう。名乗るときは本名ではなくあだ名でもいいです。呼び方があれば自分のキャラを掴みやすくさせることが出来ますし、距離感が一気に縮まります。フレンドリーな印象を与えて会話をしやすい雰囲気を作ってあげることで相手の緊張感をほぐしてあげられるでしょう。もし可能であればあだ名を名乗った後に本名の順番で伝えると、あだ名が先行して印象に残り「この人は話しやすい人だな」と思ってもらえるようになります。
そもそも初めましてのタイミングで自己紹介をしなくてもいいです。名乗るのは自分からですが、はじめに声を発する際には下記に記載する話題からスタートでも差し支えないです。
会話のきっかけはただの○○
初対面の人と会話を開始するとき相手の話を引き出すために沢山質問したほうが良い。この方法論は間違っていないのですがタイミングや質問の内容を間違えると面接のようになってしまします。最初からパーソナルな部分を質問してしまうと答え辛かったり、思わぬところで相手の地雷がある場合があるので注意が必要です。
初めに切り出す会話としておススメなのは誰も傷つけることはないしょうもない話です。しょうもない話って何⁉と感じたかもしれませんが、本当に箸にも棒にも引っかからないしょうもない雑談を意味しています。私の場合は下記のような話題です。
- 町中を歩いていたらつい看板を読んでしまう
- おしぼりはあったかいほうが好き
- 電車の発車ベルを聞くと間に合うのについ急いで乗車してしまう
どうです?本当にしょうもないと感じませんか?くだらないけれども相手も「分かりますw」と思ってしまうような話を出すことで、相手も思わず何か言葉を発しやすくなると思います。深刻な面持ちでいうのではなく、思い出したかのように言い出すのがベストです。
もしも話がつまんないやつだと思われたくない…!と思うのであれば、話し出しの初めに「どーでもいい雑談なんだけれどさ」と付けてみてください。相手が話を聞く時にあまり重要な話ではないという前提を理解したうえで耳を傾けることが出来るのでいくらでもつまらない話をして大丈夫です。
キャッチボールを続ける魔法の言葉
どうでもいい雑談で相手と会話をスタートすることが出来た!そう思ったのも束の間、次の話題に困りシーンと静まり返ってしまった…なんてこともあるかもしれません。会話のキャッチボールが終了してしまっても何度でも話題を切り出せる最強の言葉があります。それは「ちなみに」です。
自然に別の話題に移行することもできる上に、相手の意見を追加で聞き出すのにも有効です。また、相手が控えめなタイプの場合、会話を展開するのに質問を聞き返してほしいのに返ってこないということもあるでしょう。その際にも使える言葉になります。
最近暖かくなってきましたね。季節で言うとどのシーズンが好きですか?
冬ですかね。暑いよりは寒いほうが好きです。
そうなんですね。スキーとかウィンタースポーツなどされるんですか?
いえ、特にやったことはないですね。
そうなんですね~。
※ここで「あなたはどの季節が好きですか?」と相手から聞き返してもらえたら自分の話題を出せるが、相手が聞き返さない限り会話が終了してしまう。
こういった会話になった場合は、最後に「ちなみに」を使えば会話を切ることなく続けることが出来ます。例を挙げるのであれば、「ちなみに私は春が好きでして、春になるとよく友人と花見に行くんですよ。この辺りだと●●公園に毎年行きますね。」とつなげることが出来ます。
会話を続けることが出来たらこのタイミングで相手のパーソナルな部分について掘り下げて話を聞いてみてもいいでしょう。ただし、いきなり不躾に質問をするのではなく、自分の情報を1個開示したうえで展開するとより会話がしやすくなります。「ちなみに」を組み合わせると下記のようになります。
ちなみに私は今仕事で営業をしているんですが、貴方は今なんのお仕事をされているんですか?
このように、自分の職業の情報を先に与えると相手も自分の情報を伝えやすくなります。「ちなみに貴方のお仕事は何ですか?」と直球で聞くよりも答えやすく感じるはずです。なるべく相手の個人情報を聞く際には自分の情報も併せて話題に出すようにしていきましょう。
当然、パーソナルの話を無理に聞き出さなくても良いです。相手のスペックは本格的に仲良くなってからで十分です。案外情報を知らなくても会話は成立するので安心してください。話を切り出した先の会話に関しては後半にまとめますのでそちらをご参考ください。
意外と簡単⁉1つのお題から会話を膨らませる
相手のことをよく知ろうとして根掘り葉掘り質問をしてしまい、まるで取り調べをしているような会話になってしまった経験はありませんか?パーソナルな話題じゃなくても「犬派ですか?猫派ですか?」「食べ物は何が好きですか?」「休日は何をしていますか?」など相手の趣味嗜好を知ろうと様々なジャンルの話を出すと相手は疲れてしまいます。特にマッチングアプリなどチャットベースでコミュニケーションを取ろうとするとき、話題が相手にうまくハマらなければ返事が返ってこなくなります。一般的な対策法としてクローズドクエスチョン(Yes or Noで回答しやすい質問形式)を使おうというのが定石ですが、私の経験では半分正解で半分間違いな対策だと思います。
答えやすい質問は相手からすると面白みのない質問である可能性があります。「あなたはスキーが好きですか?」という質問はスキーをしたことがある人または興味が少しでもある人でなければ話題に対する魅力を感じません。相手が興味を持っていそうな話題でのクローズドクエスチョンであれば効果がありますが、まずは相手の興味がありそうな話題を見つけるところが優先になります。
スキーについて突然聞かれたけれども微塵も興味ないわ…。
そもそも興味がありそうな話を探すために質問するんじゃないか!と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、会話の初めに何を話し出すべきだと紹介したか覚えていますか?そう、相手の緊張感を和らげるためにしょうもない話をしましょうとお伝えしました。雑談から話し始めることによって「この人には自分と会話する意思がある」と思ってもらえます。そのため、オープンクエスチョン(回答の仕方がYes or Noではない質問)で幅広く聞いてみても相手は緊張がほぐれているので回答しやすくなっております。
相手の回答が返ってきたらなるべく回答に沿って話を展開しましょう。もらった回答に対して5W1H(「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」)で質問をすると深堀しやすくなります。
●●さんは今日のお昼何食べましたか?(オープンクエスチョン:What)
今日はパスタを食べました。
パスタ良いですね!どこで食べたんですか?(オープンクエスチョン:Where)
会社の近くのイタリアンで食べました。
会社周りにランチできる場所があるの羨ましいです。私はいつもお昼ごはん難民でしてコンビニ弁当ばかりになってしまうんですよ。ちなみに私はパスタだとミートソースが好きなんですが、そこのお店は結構パスタの種類ありますか?何を食べられました?(クローズドクエスチョン&オープンクエスチョン:What)
はい、結構いろんな種類があるお店ですよ。私は今日はボンゴレを食べましたが、以前ミートソースも食べたことあります。おいしかったですよ。
ますます羨ましいです。和洋中なら洋食がお好きなんですか?(オープンクエスチョン:What)
※オープンクエスチョンで相手の回答を聞き出したのち、その回答に対して5W1Hで相手の話を深堀することが出来る。自分のエピソードを話すことで相手からの質問の余地を残しておくと話題が終わった際に質問を受けやすくなる。
このように「ランチ何食べた?」という一つの話題でも話を深堀することで会話を膨らませていくことが出来ます。いろんなジャンルの質問を沢山するよりも1つのテーマに沿って会話をするほうが相手の話に興味を持っていると思われる上に、相手の趣味嗜好を自然な流れで聞き出すことが出来ます。会話を膨らませることが苦手な方はぜひ1つのテーマで会話を展開していくということにチャレンジしてみてくださいね。
会話の締めに困ったときは
うまく会話を始めることが出来て会話のキャッチボールを続けていくと時間がアッという間に過ぎていきます。次の予定があってお開きにしなければならないのに会話が盛り上がっていると会話の切り時がわからず時間オーバーしてしまうなんてこともあるでしょう。そんなときは、たださよならを言って終わるのではなく、会話ができて楽しかったという気持ちを伝えてお別れをしましょう。私なら下記のように伝えます。
「今日は楽しかったです。ちょっと最初緊張したけれどもお話合う方でよかったです。またお会い出来たら続き話しましょうね!ありがとうございました~!」
これを伝えることで①実は最初は緊張していた②相手と気が合うと感じている③再会した時もおしゃべりしたい④感謝の4つを伝えることが出来ます。一度に気持ちを伝えることが出来るのでまた会いたいと思える人であればぜひ伝えてみてください。特に③は2回目に会ったときも気軽に会話していいんだ!と思ってもらえます。1回目楽しくお話できたのに2回目会ったときに何となくよそよそしくなるということを事前に防ぐことが出来ます。
人見知りを克服するために必要なこと
初対面の人との会話の切り出し方についてご紹介しましたが、結局人見知りを克服するには場数を沢山踏むことが必要になります。1回の会話がうまくいかないと落ち込んでしまうかもしれませんが、沢山の人と会話をすることで相手のリアクションをうまく引き出すにはどういった会話運びをすれば良いかがわかるようになります。
もちろん世の中には色々な人間がいるので自分に合わない人とも出会うかもしれません。しかし、生きていると色んな場面で知らない人と関わり合いを持たなければならない時が必ず訪れます。自分は会話が苦手だからと相手に会話の主導権を任せるだけではなく、どうしたら相手とうまく話すことが出来るのかを考えながらあなただけのやり方を見つけることが出来ると、思ってもみなかった場面でそのテクニックが生きるかもしれません。
今後もコミュニケーションに関連する記事を更新していきます。参考にぜひ見てください!
NEXT > マッチングアプリのチャットでうまくデートまで繋げる方法
コメント